マニラ空港T1でプライオリティ・パスラウンジを3軒はしご。6時間の乗り継ぎが意外と快適だったの写真

マニラ空港T1でプライオリティ・パスラウンジを3軒はしご。6時間の乗り継ぎが意外と快適だった

マニラ空港には、あまりいい思い出がなかった。

ずいぶん前にLCCを利用したとき、使ったターミナルにはジョリビーなど数えるほどしか店がなく、待ち時間を過ごす場所にも困った。しかも乗り継ぎのためにターミナルを移動しようとしたら、車で45分ほどかかった。

危うく次の便に間に合わなくなりそうで、最後はタクシーにかなり急いでもらった記憶がある。

当時はプライオリティ・パスも持っていなかった。

そんなわけで今回も、「マニラで6時間かぁ……」と少し憂鬱だった。

ところが今回はターミナル1。

そして、今の私はプライオリティ・パスを持っている。

せっかく時間もあるので、利用できるラウンジをはしごしてみることにした。

結果からいうと、6時間は思っていたよりずっと快適だった。

まずはPAGSS Premium Loungeへ

最初に向かったのはPAGSS Premium Lounge。

ところが、かなり混んでいる。

本館には入れず、別館へ案内された。

PAGSS Premium Loungeの受付

「別館だと食事も簡素なのかな」と思ったが、あとで本館も見てみると、食事の種類はほぼ同じだった。

料理の数自体はそれほど多くない。

PAGSS Premium Loungeのパンとデザート PAGSS Premium Loungeのコーヒーマシンと料理

特に気に入ったのがサラダ。ブルーチーズドレッシングがおいしくて、結局おかわりした。旅行中に不足しがちな野菜がちゃんと食べられたのもうれしかった。

中華粥がかなりよかった

もう一つ気に入ったのが、中華粥。

プレーンなお粥に、自分で好きなトッピングを載せるスタイルだった。

中華粥に載せるねぎなどのトッピング

ねぎなどを載せ、辛いソースも少しかけてみた。

このソースは思ったよりしっかり辛い。辛いものが苦手な人は、最初は少量にした方がよさそう。

お粥もおいしくて、こちらもおかわり。

サラダとトッピングを載せた中華粥

空港では普通に食事をすると、一食2,000〜3,000円近くすることもある。

豪華なビュッフェでなくても、乗り継ぎの途中で温かいものと野菜を食べられるのはありがたい。

PAGSS Premium Loungeの料理

ストロベリーヨーグルトは一口で終了

一方、ストロベリーヨーグルトは私には合わなかった。

PAGSS Premium Loungeにあったストロベリーヨーグルト

ふたを開けると、かなり鮮やかなピンク色。

ふたを開けたストロベリーヨーグルト

食べてみると、かなり人工的な風味で、申し訳ないけれど一口で残してしまった。

少し前にスイスで食べたヨーグルトがおいしかっただけに、余計に差を感じた。

もちろん好みの問題ではあるけれど、日本やヨーロッパのヨーグルトを想像して食べると、かなり違うと思う。

PAGSS別館は充電しやすかった

混雑して別館へ通されたものの、結果的には悪くなかった。

ペットボトルの水があり、コンセントも問題なく使えた。

PAGSS Premium Loungeに用意されていた飲み物とペットボトルの水

あとで本館へ行ってみると、本館にはバーカウンターがある一方、意外とコンセントが少ない。

充電したいなら、むしろ別館の方が使いやすかった。

PAGSS Premium Lounge別館の黄色いソファ席

シャワーは本館。空くまで別館で待てた

長い移動の日だったので、どうしてもシャワーを浴びたかった。

本館で「シャワーを使いたい」と伝えると、

「空いたら呼ぶので、別館で待っていてください」

とのこと。

別館のフロントにもその旨を伝え、充電しながら待つことにした。

しばらくすると呼んでもらえた。

PAGSS Premium Lounge本館のシャワー室

そして、温かいシャワーを浴びた瞬間、本当に生き返った気分になった。

バスタオルは貸してもらえたし、ドライヤーもあった。シャンプー、コンディショナー、シャワージェルも完備。

PAGSS Premium Lounge本館で借りたバスタオル

私はシャンプー類を預け荷物に入れてしまっていたので、これはかなり助かった。

長時間乗り継ぎでこれは大きい。

本館は窓側の席もあるので、昼間なら飛行機がよく見えそうだった。

PAGSS Premium Lounge本館のパンやデザートが並ぶカウンター

今回は雨の夜。

外はほぼ何も見えなかった。

PAGSS Premium Lounge本館の料理が並ぶビュッフェ PAGSS Premium Lounge本館のバーカウンター

2軒目はMarhaba Loungeへ

続いてMarhaba Loungeにも行ってみた。

Marhaba Loungeの入口

食事の種類は、PAGSSとそれほど変わらない印象。

チキンとじゃがいもの煮物や焼きそばなどがあった。

Marhaba Loungeに並ぶ麺料理

チキンとじゃがいもの煮物は少し甘めの味付け。

Marhaba Loungeのチキンとじゃがいもの料理

旅行中はどうしても炭水化物中心になりがちなので、温かい鶏肉でタンパク質を取れるのはありがたかった。

受付のお兄さんも感じがよかった。

そしてトイレがとてもきれいだった。

Marhaba Loungeのパンとデザート

シャワーはある。でもタオルがない

Marhabaにもシャワーはあった。

ところが受付で聞いてみると、

タオルはない。

シャワー設備があるなら、当然タオルもあると思っていたので、これは意外だった。

自分のタオルを持っている人なら問題ないが、私は持っていなかったので利用せず。

PAGSSではバスタオルを貸してもらえたので、シャワー目的なら私はPAGSSを選ぶ。

コンセントはある。でも充電できなかった

席にはコンセントやUSBポートもあった。

Marhaba LoungeのコンセントとUSBポート

ところが、私が使った場所では充電できなかった。

差し込み口の問題なのか、電源が来ていなかったのかは分からない。

また、PAGSSにはあったペットボトルの水も、Marhabaには見当たらなかった。

悪いラウンジではない。

ただ、今回3軒回った中では、私は一番印象が薄かった。

3軒目はA Lounge

最後にA Loungeへ。

ここは雰囲気がかなり違った。

A Loungeの店内

明るく、きれいで、モダン。

長いカウンター席がずらっと並んでいて、コンセントもたくさんある。

さらにソファ席の足元にも電源があった。

充電目的なら、今回利用した3軒の中ではA Loungeが一番使いやすかった。

閉店30分前だったこともあり、かなり空いていた。

PAGSSが混雑していたのとは対照的だった。

食事は控えめ。でもカップヌードルがある

食事の種類や内容は、PAGSSやMarhabaよりやや控えめ。

その代わり、カップヌードルが数種類置いてあった。

A Loungeに置かれたカップヌードル

夜遅い時間だったので、これはありがたい。

カップ麺を持ってお湯を探してうろうろしていたら、スタッフさんが気づいて、お湯を入れてくれた。

こういうちょっとした親切はうれしい。

ちなみに、このカップヌードルは日本のものとはかなり味が違った。

日本のカップヌードルを想像して食べると、かなり別物。

どこかスナック菓子のような油っぽさが強く、かなりジャンク寄りの味だった。

海外版を食べ比べるのも、これはこれで面白い。

A Loungeで食べたチキン味のカップヌードル A Loungeのサラダやチーズなどの料理

A Loungeを最後にしたのは失敗だった

6時間の乗り継ぎも、そろそろ終盤。

ここまでかなり快適に過ごせていたのだが、一つだけ順番を間違えた。

A Loungeは23時で閉まる。

私のボーディング時刻は23時30分。

つまり最後の30分だけ、一般エリアで待つ時間ができてしまった。

次に同じような乗り継ぎをするなら、A Loungeは先に使うと思う。

3軒回って、次回使うならA LoungeとPAGSS

今回はせっかく時間があったので3軒全部回ってみた。

実際に使ってみた印象をまとめると、こんな感じ。

ラウンジ

ラウンジ 私がよかったと思ったところ 気になったところ
PAGSS 中華粥、サラダ、ペットボトル水、シャワー、タオル・ドライヤー・シャンプー類あり 混雑。本館はコンセント少なめ
Marhaba トイレがきれい、温かい料理あり、スタッフが感じよい シャワーにタオルなし、使えないコンセントあり、ペットボトル水なし
A Lounge とてもきれい、比較的空いている、コンセント豊富、カップ麺あり 食事はやや控えめ、23時閉店

次回またマニラT1で長時間乗り継ぐなら、私はA LoungeとPAGSSの2軒で十分かなと思う。

A Loungeで充電しながらゆっくり過ごし、最後にPAGSSで食事やシャワー。

この順番が使いやすそう。

東南アジアの空港は寒い。上着はあった方がいい

もう一つ。

マニラに限らず東南アジアの空港ではよくあることだが、館内がかなり寒かった。

特にラウンジは冷房が強い。

外が暑くても、長時間ラウンジで過ごす予定なら薄手の上着が一枚あると安心。

私は長時間いるうちにかなり寒くなった。

昔は「ラウンジのためにお金を払うなんて」と思っていた

昔の私は、空港ラウンジのためにお金を払うなんて信じられないと思っていた。

搭乗まで少し待つだけなら、普通のベンチで十分。

そう思っていた。

でも旅行の回数が増え、乗り継ぎで何時間も空港にいることが増えると、考えが変わった。

座って落ち着ける場所がある。

食事や飲み物がある。

充電できる。

空港によってはシャワーまで浴びられる。

長い待ち時間の快適さがまるで違う。

今回も6時間という長い長い乗り継ぎだったのに、ラウンジをはしごして、食べて、充電して、シャワーを浴びていたら、むしろ楽しく過ごせた。

空港で食事をする費用まで考えると、旅行回数が多い私の場合、プライオリティ・パスが使えるカードの年会費は十分元が取れていると感じている。

昔のマニラ空港の印象も、今回でかなり上書きされた。

長時間乗り継ぎなら、プライオリティ・パスはやっぱり便利だった。