あなごめし和田で昼ごはんを食べたあと、宮島ロープウェーへ向かった。
この日は朝から快晴。
前回宮島に来たときはロープウェーに乗っていなかった気がするので、今回は上から瀬戸内海を見てみることにした。
紅葉谷公園を歩いてロープウェーへ
ロープウェー乗り場へは無料送迎バスも出ている。
ただ、実際に歩いてみると、それほど大変な道ではなかった。
紅葉谷公園の中を通るので、普通に歩ける人なら散歩がてら向かうのもいい。
バスの時間を待つくらいなら、歩いた方が早い場面もありそうだった。
もちろん、足腰に不安のある人には無料バスが便利だと思う。
まさかの1時間待ち
乗り場に着くと、
待ち時間1時間。
さすが3連休初日の快晴。
午後には大鳥居の干潮も見たい。
ここで1時間待ち、上でも下りのロープウェーを1時間待ったら、干潮に間に合わないのでは。
少し迷った。
ただ、干潮のピークそのものを逃しても、しばらくは鳥居まで歩ける。
それなら行けそう。
並ぶことにした。
すると、一人だったおかげで、グループ客の人数調整で何組か飛ばして先に乗せてもらえた。
こういうとき、一人旅は強い。
「着いた」と思ったら中間駅だった
しばらく上って、「もう山頂側の駅かな」と思ったら中間駅だった。
名前は榧谷(かやたに)駅。
難読。
ここで別のロープウェーに乗り換え、さらに上へ。
そして終点の獅子岩駅に到着した。
日本で一番好きな景色が増えた
展望台へ出て、景色を見た。
驚いた。
ただ海が広がっているのではない。
瀬戸内海に、島々が何層にも浮かんでいる。
近い島は輪郭がくっきりしていて、遠くの島は少し霞んでいる。
そのさらに奥にも島がある。
海と島がずっと先まで重なっている。
私はこれまで、日本で一番好きな景色は北海道の美幌峠だと思っていた。
ここは、それと1位か2位を争うくらい好きだった。
美幌峠は、大きな屈斜路湖と北海道らしい大地のスケール。
宮島から見る瀬戸内海は、たくさんの島が作る奥行きの美しさ。
種類が全然違う。
ロープウェーは1時間待ちだったのに、展望台の滞在時間は約5分。
でも5分で十分だった。
景色を見て写真を撮ったら、
「満足。帰ろう」
となった。
待ち時間の方が圧倒的に長い。
それでも登ってよかった。
下山して、蜂蜜レモン
帰りも一人だったことで人数調整に入り、比較的早くロープウェーに乗れた。
結果的には、干潮にも十分間に合いそう。
山を降りたあと、さっぱりしたものが欲しくなって、蜂蜜レモンを買った。
そして再び大鳥居へ向かう。
朝とは景色が完全に変わっていた。
海だった場所を歩く
午前中、大鳥居は海の中に立っていた。
午後になると潮が引き、人がその鳥居の下まで歩いている。
私も行ってみた。
前回宮島に来たときは、鳥居の足元まで行けなかった記憶がある。
近くで見ると、とにかく大きい。
そして柱の下の方を見ると、
フジツボがびっしり。
遠くから見ると優雅な朱色の大鳥居なのに、足元は完全に海の中の世界だった。
小魚や小さなエビもたくさんいる。
浅瀬では白いサギがじっと水面を見ていた。
しばらく観察していると、シラスのような小魚をパクッと捕まえて食べた。
朝は海。
午後は人が歩く場所。
そしてその水たまりでは鳥が魚を捕っている。
潮が引いただけで、同じ場所が全然違って見える。
白いスニーカーには厳しい
一つ注意したいのが、地面。
鳥居まで歩ける状態でも、場所によってはかなりぬかるんでいる。
近くにいた白いスニーカーの人が、見事に泥だらけになっていた。
干潮だからといって、どこでも乾いた砂地になっているわけではない。
靴を汚したくないなら、できるだけ干潮ピークに近い時間を狙った方が歩きやすそうだった。
鳥居の裏側へ回ってみる
せっかく足元まで来たので、鳥居の反対側にも回った。
そこから振り返ると、鳥居の向こうに厳島神社の社殿と宮島の山が見える。
ここでようやく、
大鳥居は海側から神社へ入るための入口なんだ
と位置関係がよく分かった。
遠くから写真を撮るだけでは気づかなかった。
宮島は一日使っても面白い
今回は、午前に満潮の厳島神社を見て、昼にあなご飯を食べ、午後はロープウェーで瀬戸内海を眺め、最後に干潮の大鳥居まで歩いた。
同じ大鳥居なのに、朝と午後ではまるで別の景色。
さらに山へ上がれば、今度はその宮島を含む瀬戸内海そのものを上から見渡せる。
前にも来たことのある宮島だったけれど、今回はかなり印象が変わった。
次に来るなら、紅葉の季節。
そして今度は時間を取って、弥山の山頂まで歩いてみたい。

