金沢で一番美味しかったスイーツは、石川県立美術館の中にあったの写真

金沢で一番美味しかったスイーツは、石川県立美術館の中にあった

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金沢のスイーツと聞くと、金箔ソフトとか和菓子とかを思い浮かべる人が多いと思う。私も行く前はそうだった。

でも今回、金沢で一番心に残ったスイーツは、石川県立美術館の中にあるカフェのものだった。

正直、美術館の中のカフェなので、最初は「展示を見たあとにちょっと休憩できればいい」くらいに思っていた。

ところがショーケースを見た瞬間、その認識が変わった。

ちゃんとケーキ屋さんだ。しかもかなり本気の。

石川県立美術館の中に、辻口博啓シェフのお店がある

そのカフェの名前は、ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWA。

プロデュースしているのは、石川県七尾市出身のパティシエ、辻口博啓シェフ。

そのお店が、石川県立美術館の中に入っている。

展示を見終わって、そのままケーキを食べに行ける。

これがかなりいい。

黒を基調にした、モダンで落ち着いた店内

店内は黒を基調にしたモダンな雰囲気。

大きな窓の向こうには本多の森の緑が見えて、美術館を歩いたあとにゆっくり座るのにちょうどいい。

カウンター席もあるので、一人でも入りやすいと思う。

私が行ったときは名前を書いて少し待ったけれど、スタッフの方もすごく感じがよくて親切だった。

美術鑑賞のあと、そのままケーキと紅茶で余韻に浸る。

かなり贅沢な時間だった。

一つに決められなくて、ケーキを2個頼んだ

ショーケースを見たら、一つに決められなかった。

そこで私は、2個頼んだ。

ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWAのショーケースに並ぶケーキ

一つは、シャインマスカットがたっぷり入ったグラスデザート。

透明なジュレの中にマスカットが入り、その下には白いクリーミーな層。

食べてみると、味は爽やかで、香りは華やか。

見た目の涼しさそのままの軽やかさがありつつ、香りがふわっと広がる。

もう一つは、ラズベリーがのったチョコレート系のケーキ。

艶のあるチョコレートの中は、なめらかなムースになっていた。

こちらは濃厚で、とてもおいしい。

爽やかなマスカットと、濃厚なチョコレート。

方向性がまったく違うので、本当に甲乙つけがたい。

両方頼んで正解だった。

飲み物はダージリンにした。

ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWAで食べたケーキ2個とダージリン

ケーキを2個食べながら紅茶を飲んでいる時間まで含めて、この日の金沢でかなり印象に残っている。

1個800〜900円くらい。でも高いとは思わなかった

ケーキは1個だいたい800〜900円くらい。

決して安くはない。

でも、食べてみて「高いな」とは思わなかった。

見た目がきれいなだけではなく、ジュレは爽やかで香りが華やか。チョコレートのケーキは中のムースまでしっかりおいしい。

このクオリティなら納得できる価格だった。

むしろ、どちらか一つにしていたら「あっちも食べればよかった」と思っていた気がする。

やっぱり2個頼んで正解だった。

季節のパフェもおいしそうだった

一緒にいた友達は、季節の梨を使ったパフェを頼んでいた。

こちらもかなり華やか。

季節によって内容が変わるようなので、時期を変えて行けば、また違うものを楽しめそう。

ショーケースのケーキもあるし、パフェもある。

一回だけでは食べきれない。

美術館ならではのコラボスイーツもあった

私が訪れたとき、石川県立美術館では「ニッポンの美紙展」が開催されていて、それに合わせたコラボスイーツも出ていた。

私は企画展自体は見なかったけれど、館内には華やかなポスターや装飾があり、その企画とスイーツがつながっているのがおもしろかった。

石川県立美術館で開催されていたニッポンの美紙展のポスターと装飾

こういう企画展に合わせたコラボスイーツが登場することもあるらしい。

これは美術館の中にある店舗ならではだと思う。

あとで金沢駅の店舗も見たけれど、少なくとも私が行ったときには、この美術館コラボのスイーツは見当たらなかった。

美術館でしか出会えなさそうなものは、その場で食べておく。

これは次回も覚えておきたい。

カフェだけ利用することもできる

意外と便利なのが、美術館の展示を見なくてもカフェだけ利用できること。

観覧料を払わなくてもお店には入れるし、美術館の休館日でもカフェは営業している。

つまり、

「兼六園の近くまで来たからケーキだけ食べたい」

でもいい。

店内では、生ケーキだけでなく持ち帰り用の焼き菓子や茶葉も販売していた。

その場で食べる時間がなくても、買い物だけできる。

持ち帰りのシュークリームは、私の好きなクッキーシュー

私は帰りの新幹線で食べようと思って、シュークリームも一つ買った。

これが、私の好きなクッキーシュー。

表面が少ししっかりしたタイプで、これもおいしかった。

かなり満足して、そのままバスに乗って金沢駅へ向かった。

美術館から金沢駅までは、だいたい20分くらい。

そして駅構内を歩いていると、見覚えのある「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」の名前が目に飛び込んできた。

「え、ここにもあるの?」

知らなかった。

美術館で売り切れていたケーキが、駅店にはあった

せっかくなので、駅店のショーケースも覗いてみた。

すると、美術館店では売り切れていたケーキが並んでいた。

さらに、シュークリームも数種類あった。

ここでちょっと思った。

新幹線で食べるためのシュークリームなら、駅で買えばよかった。

美術館から駅まではバスで20分くらいかかる。

生菓子を持ったまま移動するより、駅に着いてから買ったほうが持ち歩く時間も短い。

新幹線で食べるために買うなら、なおさら駅店のほうが便利だと思う。

一方で、美術館で見かけた企画展とのコラボスイーツは、少なくとも私が駅店を見たときにはなさそうだった。

なので、私なら次回はこうする。

美術館店では、その場所ならではのものを食べる。

新幹線用のシュークリームや持ち帰りの生菓子は、最後に金沢駅で買う。

この作戦でいきたい。

美術館店と駅店、そのとき並んでいるものが少し違った

実際に両方見てわかったのは、同じル ミュゼ ドゥ アッシュでも、そのとき並んでいるものは少し違ったこと。

美術館店で売り切れていたケーキが駅店にはあり、逆に美術館で見かけたコラボ商品は駅では見当たらなかった。

だから、美術館で気になるケーキが売り切れていても、帰りに駅店をチェックしてみる価値はありそう。

特に新幹線で食べるものを買うなら、駅店はかなり便利。

私はこの情報を先に知りたかった。

焼き菓子ギフトが、ちゃんとプレゼント仕様だった

生ケーキだけでなく、焼き菓子もかなり魅力的だった。

私が買ったのは、4種類の焼き菓子が入ったギフトセット。

まず、箱がきれい。

ピンクや赤、オレンジの花が大きく描かれた華やかなデザインで、そこにリボンまでかかっている。

このまま渡しても、きちんと「プレゼント」になる見た目だった。

花柄の箱とリボンがかかった焼き菓子ギフト

中にはマドレーヌなどの焼き菓子が、一つずつ個包装で入っている。

個包装された焼き菓子

生ケーキのように持ち運びを気にしなくていいし、少しずつ食べられるので、お土産としても使いやすい。

そして私は、このパッケージなら人にあげたいと思った。

旅先のお菓子って、味がおいしくても箱がいかにも観光土産っぽいものもある。

これは金沢旅行のお土産というより、誕生日やちょっとしたお礼など、普通のプレゼントにも使えそう。

私は自分用に買ったけれど、箱を開けるところからちょっと嬉しかった。

店内には茶葉も売っていたので、焼き菓子とお茶を組み合わせて贈るのもよさそう。

その場で食べる生ケーキ、移動中に食べるシュークリーム、家に持ち帰る焼き菓子。

同じ店でいろいろ選べるのもよかった。

美術館とセットで行くのが、やっぱり好き

私はこの店を、石川県立美術館の展示を見た流れで知った。

もともとは琳派の屏風絵を見るために入った美術館だった。

そこで原田マハさんの『たゆたえども沈まず』に出てくる林忠正が実在の人物だったと知り、最後にこのカフェへ来た。

琳派を見る。 思いがけず林忠正に出会う。 最後にケーキを2個食べる。

かなり良い午後だった。

カフェだけを目当てに来てもいいと思う。

でも、美術館を見たあとにここで休憩する流れが、私はかなり気に入った。

金沢で一番心に残ったスイーツだった

金沢には和菓子もあるし、観光地らしい有名な甘いものもいろいろある。

でも今回、私が「もう一度食べたい」と一番思ったのは、美術館の中で見つけたこのケーキだった。

最初から目当てにしていた店ではない。

美術館へ行かなければ、たぶん知らなかった。

こういう予定外の当たりに出会えるのも、旅の楽しさだと思う。

次に金沢へ行ったら、私はまたここに行く。

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店舗情報

ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWA

石川県立美術館内。

営業時間は10:00〜18:00、ラストオーダー17:00。

カフェだけの利用も可能で、美術館の観覧料は不要。美術館の休館日でも営業している。

生ケーキのほか、焼き菓子や茶葉などの持ち帰り商品もある。

営業日は変更になることがあるので、訪問前に公式サイトで最新情報を確認するのがおすすめ。

金沢駅の店舗

金沢百番街「あんと」内にもル ミュゼ ドゥ アッシュの店舗がある。

私が行ったときは、美術館店で売り切れていたケーキや、数種類のシュークリームも並んでいた。

一方、美術館で見かけた企画展とのコラボ商品は、駅店では見当たらなかった。

新幹線で食べる生菓子や、最後に持ち帰るスイーツを選ぶなら、駅に着いてからこちらもチェックしてみるのがおすすめ。

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