パプアニューギニアのゴロカショーに行ってみた。民族衣装・踊り・現地で感じたことの写真

パプアニューギニアのゴロカショーに行ってみた。民族衣装・踊り・現地で感じたこと

パプアニューギニアまで来た最大の目的。

ゴロカショーに行ってきた。

色鮮やかな羽飾り、顔や身体いっぱいのペイント、大きな歌声と踊り。

写真で見るだけでもすごい祭りだと思っていたけれど、実際に会場に入ると想像していたものとは少し違った。

ステージを見ながら順番に演目を鑑賞する、という感じではない。

広い会場のあちこちにさまざまな文化グループが集まり、それぞれが歌い、踊り、歩き、休み、また踊る。

会場全体が巨大な民族文化の展示場になったような感じだった。

ゴロカショーの会場に集まるさまざまな文化グループ 羽飾りをつけた文化グループが集まるゴロカショーの会場

そして見るだけでは終わらなかった。

気づいたら私も踊りの輪の中にいた。

2026年9月に実際に参加したゴロカショーの様子をまとめておく。

ステージを見る祭りではなかった

行く前は、

「各グループが順番にステージへ出てきて踊る」

ようなものを想像していた。

実際には全然違った。

広いフィールドの中に、それぞれのグループが散らばっている。

こちらでは歌っている。

少し先では踊っている。

別の場所では写真撮影をしている。

広いフィールドに文化グループが集まるゴロカショー

少し休んだと思ったら、また踊り始める。

決められた演目を座って鑑賞するというより、

自分で会場を歩き回りながら、気になるグループを見つけていく祭り

だった。

だからこそ、同じ時間に会場にいても、人によって見たものはかなり違うと思う。

とにかく衣装がすごい

一番圧倒されたのは、やっぱり衣装だった。

羽、貝殻、草、植物、身体のペイント、仮面。

同じゴロカショーの中でも、グループによって全然違う。

さまざまな衣装の文化グループが集まるゴロカショー 羽や植物を使ったゴロカショーの衣装

特に印象に残ったのが、白い羽飾りと赤いボディペイントをした女性たち。

お腹を堂々と出して、力強く踊っていた。

ものすごくかっこよかった。

「かわいい」とか「きれい」というより、

威風堂々。

強い。

写真を見返しても、その迫力を思い出す。

白い羽飾りとボディペイントをした女性たち

羽だけではなく、鳥そのものがついている

頭飾りを近くで見ると、さらに驚いた。

最初は全部「きれいな羽根」だと思っていた。

ところが、中には鳥の頭やくちばしまで残ったものが飾りとして使われている。

かなり原形を残した鳥がそのまま頭飾りについているものもあった。

ただし、私が見た鳥飾りがすべて極楽鳥だったかどうかは分からない。

分からないものは分からないままにしておく。

それでも、写真で見るのと実物を見るのとではかなり印象が違った。

鳥の羽や植物を使った大きな頭飾り

鼻の装飾もかなり目立つ

鼻に装飾をつけている人もよく見かけた。

鼻中隔に大きなものを通している人もいる。

会場では、鼻に装飾を入れる場面を描いた絵も売られていた。

何人かに囲まれながら鼻に何かを通され、血まで描かれている。

見ているだけで痛い。

それが成人儀礼なのか、身分や美意識に関係するのかなど、詳しい意味までは確認できなかった。

ゴロカショーでは、

「これはどういう意味なんだろう?」

と思うものが本当に多かった。

男性の衣装にもびっくりする

男性の中には、腰の前に細長い筒状のものを身につけている人もいた。

写真に写っている、横向きの黒いボディペイントの男性が身につけているものが、いわゆるペニスケースに近いものだと思う。

ペニスケースを身につけた黒いボディペイントの男性 黒いボディペイントと衣装を身につけた男性たち

面白かったのは、同じグループの男性全員が身につけているわけではなかったこと。

何か役割の違いがあるのかもしれないと思ったが、理由までは確認できなかった。

年齢なのか、既婚・未婚なのか、立場なのか。

分からないことを分からないまま持ち帰るのも、こういう旅では悪くない。

独特な頭飾りと衣装を身につけた男性たち

気づいたら踊りの輪に入っていた

今回、一番楽しかった瞬間の一つ。

あるグループの前で、私も手拍子をしながらステップを踏んでいた。

すると、

「こっちにおいで」

という感じで手招きされた。

そのまま輪の中へ。

気づいたら一緒に踊っていた。

踊り方は分からないので、周りを見ながら真似するだけ。

それでも十分楽しい。

さらに、そのグループの人が自分の顔についていたペイントを指につけて、私の顔にも塗ってくれた。

これがすごくうれしかった。

お金を払って参加するアクティビティではない。

その場の流れで、

「一緒にやろう」

となった。

ゴロカショーで強く記憶に残っているのは、こういう瞬間だった。

太鼓を持ってゴロカショーに参加する男性 ゴロカショーで歌い踊る文化グループ

顔ペイントは、できれば会場へ行く前がおすすめ

ゴロカショー期間中は、街中でも顔にペイントしてもらえる。

私たちはゴロカマーケット周辺でペイントしてもらった。

最初の日は5キナで、頬に日本とPNGの旗。

別の日には鼻を中心にしたペイントをしてもらった。

もちろん、会場付近や会場内のマーケットエリアにも顔ペイントをしてくれる場所はある。

でも時間に余裕があるなら、先に街でペイントしてからショーへ行くのがおすすめ。

最初から顔ペイント込みで写真を撮れるし、会場に着いたらすぐ祭りを楽しめる。

その後、会場で現地の人からさらに赤いペイントを加えてもらった。

結果、最初に街で描いてもらったものと、会場で加わったペイントが混ざって、かなり派手な顔になった。

黄色と赤の顔ペイントをした参加者 顔に鮮やかなペイントをした男性 貝殻の装飾と顔ペイントを身につけた参加者 鮮やかな顔ペイントと貝殻の装飾

ゴロカマーケットで服を買ってから行くのも楽しい

ゴロカマーケットには、現地の人も実際に着ている派手なTシャツやワンピースが売られている。

私もカラフルなワンピースを購入した。

観光客向けの民族衣装という感じではなく、街を歩いている女性たちも同じような鮮やかな服を普通に着ている。

せっかくなら、ここで服を買って、それを着てゴロカショーに行くのも楽しいと思う。

写真もかなりPNGらしくなる。

ゴロカショーは「見る祭り」ではなかった

行く前は、

「すごい民族衣装を見に行く」

くらいの感覚だった。

実際に行ってみると、それだけではなかった。

目の前で歌っている人がいる。

踊っている人がいる。

こちらを見て笑ってくれる。

一緒に写真を撮る。

手招きされて、踊りの輪に入る。

そして顔にペイントまでしてもらう。

客席から遠くのステージを見るイベントではなく、

人と人との距離がかなり近い祭りだった。

パプアニューギニアまで来るのは簡単ではない。

ゴロカまでの国内線も安定しているとは言い難い。

宿を取るのも大変だった。

それでも、

ここまで来てよかった。

と思えた。

黒いボディペイントをしたゴロカショーの参加者

次は、ショーの舞台になったゴロカの街そのものを歩いてみた話を書いていく。