ゴロカショーを見るために訪れた、パプアニューギニア東部高地の町ゴロカ。
祭りそのものはもちろん面白かったが、私が意外と好きだったのがゴロカの普通の街の風景だった。
観光客向けのきれいなエリアがあるわけでもない。
有名な観光スポットが街中に並んでいるわけでもない。
でも、歩いてみると日本とは全然違う日常がそこら中にある。
カラフルな服を着て歩く女性たち。
道端の木陰に集まる人たち。
赤く染まった道路。
車は多いのに、自転車やバイクはほとんど見かけない。
そして、治安が悪いとさんざん聞いていたのに、実際の街は私が想像していたよりずっと穏やかだった。
今回は、ゴロカを実際に歩いて感じたことをまとめておく。
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ゴロカマーケットへ
まず行ってみたかったのが、ゴロカのマーケット。
野菜や果物、衣類などが並び、地元の人たちが普通に買い物をしている。
観光客向けのお土産市場というより、完全に生活のためのマーケットという感じだった。
中に入ると、食べ物を売る人たちが通路の両側に座っていた。
野菜や魚、いも類などが並び、買い物をする人たちで通路はかなり混み合っている。
ここで私が買ったのが、派手な柄のワンピース。
値段は1着20〜30キナくらい。
2着買った。
ゴロカショー用の「民族衣装」ではなく、街を歩いている女性たちも似たような鮮やかな服を普通に着ている。
だから着て歩いても、観光客向けのコスプレ感がない。
ゴロカショーへ行くなら、マーケットで現地の服を買って着ていくのもかなりおすすめ。
写真も一気にPNGらしくなる。
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とにかく服がカラフル
ゴロカを歩いていて目についたのが、女性たちの服。
赤、青、黄色、緑。
かなり鮮やかな柄が多い。
日本で着たら目立ちそうな服でも、ゴロカでは普通の日常着として馴染んでいる。
街自体は土やコンクリート、トタンなどの色が多いので、そこにカラフルな服が入るとかなり印象的だった。
私はこういう景色が結構好きだった。
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バイクと自転車をほとんど見なかった
もう一つ不思議だったのが交通。
車は普通に走っている。
人もかなり多い。
ところが、バイクや自転車をほとんど見かけなかった。
東南アジアの街だと、バイクが大量に走っている光景が当たり前だったりする。
でもゴロカはかなり違った。
移動している人は、
歩くか、車に乗るか。
という感じ。
道にはかなり多くの人が歩いていた。
街中では車の往来も多く、道路の向こう側には店や人の集まる場所が続いていた。
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移動は宿で車を手配してもらうのが基本
ゴロカでは車は普通に走っているが、流しのタクシーはほとんどというより、私は一度も見かけなかった。
GrabやUberのような配車アプリも、少なくとも私たちの旅行では使っていない。
そのため、旅行者が移動するときは、宿泊先に車を手配してもらうのが基本だと思う。
私たちもゴロカショーへの移動や夜の食事などは、宿にお願いして車を出してもらった。
実際、午後にマーケットまで歩いて行こうとしたときも宿の人に止められ、車を使うよう勧められた。
なので、
「着いてからその辺でタクシーを拾えばいい」
という感覚で行くより、行きたい場所があるなら先に宿へ相談する方が安心だった。
ゴロカでは、車が移動手段としてかなり大きな役割を持っているように見えた。
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道端には人がたくさんいる
ゴロカを歩いていると、道端や木陰に座っている人もかなり多かった。
特に昼間は日差しが強いので、木陰に人が集まっている。
ちょっとしたピクニックのように座っている人たちもいた。
なんとなくアフリカっぽい雰囲気
と思った。
日本では、特に用事もなく道路沿いに座っている人を見ることはそれほど多くない。
でも暑い国では、屋内より外の木陰の方が過ごしやすかったり、人と会う場所そのものが屋外だったりする。
「道端に人がいる」というだけでも、日本とは街の使い方が違うのが面白かった。
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治安が怖いと思っていた。でも街の印象は意外と穏やか
PNGへ行く前、一番心配していたのが治安だった。
ポートモレスビーもゴロカも、
「危険」
という情報ばかり目にする。
だから実際に街へ出るまではかなり警戒していた。
ところが、私が歩いたゴロカの昼間は、思っていたよりずっと穏やかだった。
物乞いに囲まれることもない。
しつこく物を売られることもない。
観光客だからと法外な金額をふっかけられることもなかった。
マーケットでも、いわゆる「観光客を捕まえよう」という感じがほとんどない。
個人的には、押し売りや詐欺っぽい雰囲気がないのがかなり楽だった。
もちろん、
「だから安全」
と言いたいわけではない。
実際、私たちが泊まった宿では、午後にマーケットまで歩いて行こうとしたところ、
「歩いて行かない方がいい」
と止められた。
現地の人がそう言うなら、従った方がいい。
結果的に車を使った。
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夜はかなり暗い
ゴロカは夜になると街の印象がかなり変わる。
とにかく暗い。
日本のように街灯がずっと続いているわけではなく、少し道路を離れるとかなり暗くなる。
私は夜に歩いて出かけようとは思わなかった。
夕食へ行くときも、宿の人に車を出してもらった。
昼間の街を見て、
「意外と普通に歩けそう」
と思っても、夜は別と考えた方がいいと思う。
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「高地だから涼しい」は半分正しい
ゴロカは高地にあるので、
「PNGだけど涼しい」
という情報をよく見かけた。
確かに、朝晩はかなり過ごしやすい。
でも昼間は普通に暑かった。
特に日なた。
ゴロカショーでもそうだったが、太陽が出るとかなり強い。
街歩きでも帽子があると便利。
一方で夕方になると気温が下がるので、薄手の羽織ものがあると使いやすかった。
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街中にある大量の赤い跡
ゴロカを歩いていて、
「これは何?」
と思ったものがある。
道路や地面のあちこちにある赤い跡。
最初は何なのか分からなかった。
さらに、歯や口の中が赤茶色になっている人もたくさんいた。
原因はブアイ。
日本ではあまり馴染みがないが、PNGではよく噛まれているビンロウの実。
噛むと唾液が赤くなり、それを道に吐くので、道路のあちこちが赤く染まっている。
最初に見たときはかなり驚いた。
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最初は「炭酸飲料のせいで歯が悪い?」と思った
PNGでは炭酸飲料を飲んでいる人もかなりよく見かけた。
そのため最初、赤茶色になっている歯を見て、
「甘い飲み物をたくさん飲むから歯が悪くなるのかな?」
と思っていた。
でもブアイを知ってから、
あ、この色はブアイの影響もかなりあるのか。
と気づいた。
ブアイは石灰などと一緒に噛まれることがあり、赤い唾液が出る。
PNGの街を歩くとかなり頻繁に見るので、旅行前に知っておくと、
「道路が血だらけ?」
と驚かずに済む。
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午後になるとレストランが閉まってしまう
ゴロカで困ったのが食事。
昼食を少し遅めに食べようとすると、すでに閉まっている店が結構あった。
私たちが探したときは、15時くらいには閉店している店も多かった。
日本の感覚で、
「昼を食べ損ねたから16時ごろ何か食べよう」
と思うと、選択肢が一気に減る。
そういうときに助かったのが、スーパーの中にあるイートインやファストフード。
ゴロカでは、食事時間を少し早めに考えておいた方がよさそうだった。
スーパーについては面白いものがかなり多かったので、別の記事で詳しく書く。
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クレジットカードより現金が安心だった
PNG旅行ではクレジットカードも持って行ったが、ゴロカでは現金を多めに持っていた方が安心だと思った。
実際、友人が店でクレジットカードを使おうとしたときのこと。
最初のカードで決済しようとすると、
エラーになって通らなかった。
そこで別のカードを使い、こちらは決済できた。
ところが後で確認すると、
最初にエラーになったはずのカードにも請求が入っていて、結果的に二重決済になっていた。
「決済失敗」と表示されても、本当に決済されていないとは限らない。
これはかなり怖い。
もちろん、ゴロカのカード決済がすべてこうなるわけではない。
ただ、通信や端末の状態が安定していない場所では、こうしたトラブルも起こり得る。
そのため私は、ゴロカでは特に、
少額の買い物なら現金
をおすすめしたい。
マーケットやゴロカショーも現金が中心だったので、結局キナは必要になる。
穴のあいた1キナコイン。50円玉に似ていて親近感を感じた。
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小額紙幣がかなり役立つ
現金を持つなら、できれば細かい金額も用意しておきたい。
ゴロカでは、
- マーケットの服
- 顔ペイント
- ゴロカショーのトイレ
- 屋台
- 飲み物
- ちょっとした移動
など、少額の支払いがかなり多い。
100キナ札だけを持っているより、1、2、5、10、20キナくらいがある方が圧倒的に使いやすかった。
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ゴロカは「観光地」というより、人の暮らしを見る街だった
ゴロカには、
「ここへ行けば絶対に見るべき」
という巨大な観光名所がたくさんあるわけではない。
でも、私は街を歩くのが面白かった。
カラフルな服。
ブアイで赤くなった道路。
木陰に座る人たち。
マーケット。
ほとんど見かけない自転車やバイク。
昼は暑いのに、朝晩は涼しい空気。
観光客をしつこく追いかけてくる人もいない。
ゴロカショーだけを見て空港へ戻ってしまったら分からなかった、
普通のPNGの日常
を見ることができた。
そして個人的には、ゴロカはポートモレスビーよりずっと穏やかに感じた。
もちろん、現地の人から「そこは歩かない方がいい」と言われたら従う。
夜は歩かない。
必要なら車を頼む。
そのくらいの距離感で過ごすのがちょうどよかった。
次は、ゴロカで何軒も回ったスーパー編。
PNG産チョコレートを探してスーパーを3軒回ったのに、結局ゴロカでは一枚も見つからなかった話も書こうと思う。










